君の思考は小さくないか~ノルマを抱えるすべての会社員へ~
例えば、会社員というものにはノルマがつきものである。
若手の男性会社員であれば、尚更だ。
そして、ノルマを与えられたときに、ほとんどの人はこう思う。
「あ~こんなにもノルマが・・・達成できるかなあ・・・」
目の前に目標が置かれると、そこだけに目が行ってしまう典型的な例だ。
そして、この後。
うまいこと数字があげられる時期か、全然数字があげられない時期が到来する。
うまいこと数字があがっている場合はこう思うわけだ。
「よかったあ。ラッキー。さすが俺。これでとりあえず怒られることはないぜ。ボーナスも少し期待できるな。」
そして、全然数字があげられない場合はこう思う。
「うわ~全然ダメだな。やばいな。どうしよう。怒られるか?なんて言い訳をしようか。ボーナスも下がるな。会社にも居づらくなる。あ~オフィスに戻りたくない。」
どちらも全くもってダメな思考だ。
まず、人はうまくいっている時は、なかなか反省しない。そして、向上させようともしない。何故なら、目の前の目標だけをみて、それだけを基準に満足しているからだ。こういったケースは全然ダメである。うまくいっている時こそ、慎重に行くべきであるし、うまくいっている時も自分を見つめなおして、改善ができる人間こそが人よりも上に上がれるのだ。
そして、うまくいってない時。
これは、どんどん視野が狭くなっていく。特段の改善を加えるわけでもなく、ただただ気分が落ち込むだけ。それが蔓延して会社の雰囲気、得意先での雰囲気すべてが悪くなる負のループである。
まず、大前提として精神的な反省は全く意味をなさない。
何故なら、そもそも暗い人間に人は惹かれないからである。
だから、精神的な反省ではなく、事実だけを見つめなおし、具体的行動を変えていく必要がある。
ダメなら、何かを変える。勝利の鉄則の1つだ。
どんなに小さなことでも構わない。
挨拶をもっと明るく、大きくいってみる。
スーツをちょっと変えてみる。
ネクタイの色を今までとは変えてみる。
営業に行くのに、営業をしないでただ話すだけにしてみる。
手紙で思いを伝えてみる。
社内でうまくいっている人に真剣にアドバイスをきいてみる。
ネットや本から情報を拾い、新たな知識を取り入れる。
こういったことをしていかない限り、運によって営業成績がある程度上がったり下がったりすることはあっても、実力で安定した数字を上げれるようになるのは不可能だ。
何かうまくいかなければ、必ず今とは違うことをする。
当たり前のようだが、できていない人が非常に多い。
是非やってみてほしい。
しかし、何かを変えてみるというのはあくまで社会人としては常識レベルだ。
だから、もっと上の思考も紹介したいと思う。
それは大きく考えるということだ。
これは意外とできる人もいるが紹介する。
例えばノルマを与えられた時、そのノルマだけに目がいっている自分がいると思う。
しかし、本当にそれでいいのだろうかと考える。
自分の立場から会社に貢献できることは何だろうか?
世界の成功している営業マンに共通していることは何だろうか?
自分が所属する会社の強みはどれだけあるだろうか?
営業をする上で最も大切なのは、本当に数字だろうか?
最も大切な数字はノルマの数字だろうか?
と思考を広げていく。
また、こういった広げ方もある。
そもそも何故その会社に入ったのか?
このノルマを達成すること社会に貢献していることだろうか?
自分は何に向かって、今この瞬間を生きているだろうか?
このノルマを達成することは、自分の長い人生の中で本当に意味があることだろうか?
そもそも毎日いきいきと会社に行けているだろうか?
行けてないのであれば、職を移るべきではないだろうか?
自分の本当にやりたいことは何だろうか?
とにかく思考を広げると、見えるもの心持ちが変わってくる。
では、では。